私の得意とする領域の一つしてOracle E-business Suiteと呼ばれるERPパッケージがあります。
ERPパッケージというとSAPと呼ばれるのが一番メジャー(日本では勘定奉行、ワークスアプリケーションとかかな・・・。)ですが、
Oracle社でも世界No.1を目指してこの製品を生産しているわけです。
ところでERPというのは・・・なんでしょうね・・・。
直訳すると企業資源計画(Enterprise Resource Planning)。
・・・。
意味わかんないですね。
もう少しイメージが湧きやすい感じで言うと、
企業の活動にはいろいろなものがありますよね、
・材料を買ってくる仕入れとか
・材料を加工して品物を製造するとか
・できた品物を売るとか
・作っている人たちの給与を計算して支給したりとか
・お金の収支を確認するとか
それぞれ会社内のいろいろな部門でやっている役割を一つのシステム内でデータを
共有しながらやりましょう、というものです。
実際、ERPを入れてない会社さんですといろいろなシステムが部門と同じような
縦割りで入ってしまって、「会社全体でお金の動きってどうなの?」とい連携するのに
苦労してしまったりするわけですね。
とは書きました、雑載縦割りの組織に横串の視点で見れるようになったからって
特にそれで良かった、という話はあまり聞きません。
実際、ERPを導入する際にはソフトウェアだけでなく組織に関する考え、
仕事に関する考えも含めて調整をかけていかないと意味が無いものになります。
この変の調整が実は一番難しいのですが、コンサルの醍醐味でもあります。
その話は追って。
ちなみにERPというとパッケージというイメージがありますが、別にパッケージ
でなくてもこのような思想を基にスクラッチであってもいいわけなんですけどね。
2012年9月5日水曜日
2012年9月4日火曜日
「三色ボールペン」の”テスト”をしてくだい。
「三色ボールペン」の”テスト”をしてくだい。
とある会社で実際にあったテストマネジャー向け面接の問題です。
ソフトウェアだろうがなんだろうが、テストする対する基本姿勢、というか観点は変わらないのはわかる気がします。
面接官も目の前の三色ボールペンがあったのでこのようなことを言ったのでしょうね。
別に何色ボールペンでもいいですし、消しゴムでもよかったのでしょうが・・・。
ここで「前職ではボールペンの製造をしたことが無いのでわかりません。」などと答えてしまったらダメですよね。
基本的でここで面接官が確認したかったのは、
・どのようにテストアプローチを知っているか?
・各テストアプローチを今回のプロセスにどのような根拠で盛り込もうとしているか?
というようなことを見たかったのでしょうね。
なるほどこれは良い質問だと思いました。
興味有る方はぜひブレストしてみてください。
とある会社で実際にあったテストマネジャー向け面接の問題です。
ソフトウェアだろうがなんだろうが、テストする対する基本姿勢、というか観点は変わらないのはわかる気がします。
面接官も目の前の三色ボールペンがあったのでこのようなことを言ったのでしょうね。
別に何色ボールペンでもいいですし、消しゴムでもよかったのでしょうが・・・。
ここで「前職ではボールペンの製造をしたことが無いのでわかりません。」などと答えてしまったらダメですよね。
基本的でここで面接官が確認したかったのは、
・どのようにテストアプローチを知っているか?
・各テストアプローチを今回のプロセスにどのような根拠で盛り込もうとしているか?
というようなことを見たかったのでしょうね。
なるほどこれは良い質問だと思いました。
興味有る方はぜひブレストしてみてください。
2012年8月31日金曜日
IT業界から嫌われるITコンサル
前回の記事でも書きましたが、IT業界ではITコンサルタントというのは嫌われることが
多いと感じています。
「ITコンサルタント何できる人だっけ?・・・ぷっ」
というような蔑んだ目で見られることもあります。私自身もコンサルティングファームに
入る前は
「コンサルって邪魔だなぁ、偉そうだし、高いし、でもスキルないし・・・・・」
と感じていたことがあります。
実際問題としてシステム開発案件におけるITコンサルタントの役割というのは
微妙な位置づけとなる可能性が大きくあります。
SIerのSE,PGの方はシステム開発のプロなので、顧客に要望にあったシステムを
つくり上げる力はあります。もちろんコンサルタントにもいますが、日夜プログラムや
設計の腕を磨いてるわけでもありませんし、この分野では素人に近いスキルしか
持たないITコンサルタントもいるのは事実です。
ん?
あれ、じゃあITコンサルタントって?
まぁ実際問題としてプログラムとかシステム設計の所でSIerと同等のものを
求められると困ってしまいます。
そもそも勝てるワケがない。
なのでものを作る以前の段階で、お客さんの課題整理をしたり、彼らの
専門領域を邪魔せずに上手くサポートしたり、と。どちらか、というと支援
というのが得意になってきます。
IT業界の他の方々が嫌われていても、お客さんのためには協力しあって
いかないといい物は作れないと思います。
私はできる限りSEやPGの方を非常に尊敬しています。
私のようなITコンサルタントにはできないことができるからです。
だから私も共存できるように彼らにできないことをやろう、と思うわけですね。
同じ事か、それ以下のことしかできなかったから本当にITコンサルの価値は
無いのです。
多いと感じています。
「ITコンサルタント何できる人だっけ?・・・ぷっ」
というような蔑んだ目で見られることもあります。私自身もコンサルティングファームに
入る前は
「コンサルって邪魔だなぁ、偉そうだし、高いし、でもスキルないし・・・・・」
と感じていたことがあります。
実際問題としてシステム開発案件におけるITコンサルタントの役割というのは
微妙な位置づけとなる可能性が大きくあります。
SIerのSE,PGの方はシステム開発のプロなので、顧客に要望にあったシステムを
つくり上げる力はあります。もちろんコンサルタントにもいますが、日夜プログラムや
設計の腕を磨いてるわけでもありませんし、この分野では素人に近いスキルしか
持たないITコンサルタントもいるのは事実です。
ん?
あれ、じゃあITコンサルタントって?
まぁ実際問題としてプログラムとかシステム設計の所でSIerと同等のものを
求められると困ってしまいます。
そもそも勝てるワケがない。
なのでものを作る以前の段階で、お客さんの課題整理をしたり、彼らの
専門領域を邪魔せずに上手くサポートしたり、と。どちらか、というと支援
というのが得意になってきます。
IT業界の他の方々が嫌われていても、お客さんのためには協力しあって
いかないといい物は作れないと思います。
私はできる限りSEやPGの方を非常に尊敬しています。
私のようなITコンサルタントにはできないことができるからです。
だから私も共存できるように彼らにできないことをやろう、と思うわけですね。
同じ事か、それ以下のことしかできなかったから本当にITコンサルの価値は
無いのです。
2012年8月29日水曜日
ITコンサルタントって何する人?
他業種の人、親族に聞かれて一番困るのは
「ITコンサルタントって何する人?」
というものです。
まぁ同業種、つまりIT業界の人間から罵倒・侮蔑に近いニュアンスで言われることがありますが・・・(その理由はまた次にでも)、
ITコンサルタントってなんですか?と聞かれた時、真っ先に浮かぶのは
「ITに関わる何でも屋」
といったところでしょうか?
実際"これだ"という業務は無い気がしています。森元総理が「IT」をイットと呼んでから早何年くらいたったのか
定かでないのですが、テクノロジーも進歩してかなり「IT」も身近になってきているのではないか、と。
そんな中で各企業はいろいろなことを考えたりしているわけですね。
例えば
などなど。
私はITコンサルタントはまずこういう見えている課題を切り口にして、「今、実際に何が起きているのか?」という感じで
事実を積み上げて課題の要因整理し、それに対する最適解を提示して、さらにそれを実現する手伝いをする仕事だと
考えています。
「手伝いをする」とか言うとかなり広い範囲でやる場合があります。
ただ自分が絵に書いた餅みたいな計画を眺めたり、偉そうに人を使うだけでなく、設計を考えて表現してみたり、
EXCELのマクロを使った簡単なツールを作ったり、果てはバリバリにコーディング、テストする場合もあります。
中には「ただ自分が絵に書いた餅みたいな計画を眺めたり、偉そうに人を使うだけ」の人もいますが、
実際に現場感覚が無いと、まずい餅しか作れずに人も動いてくれないので、そんな人はワーキング
マネジャーより偉い人くらいに限られていると思いますがね・・・。
「ITコンサルタントって何する人?」
というものです。
まぁ同業種、つまりIT業界の人間から罵倒・侮蔑に近いニュアンスで言われることがありますが・・・(その理由はまた次にでも)、
ITコンサルタントってなんですか?と聞かれた時、真っ先に浮かぶのは
「ITに関わる何でも屋」
といったところでしょうか?
実際"これだ"という業務は無い気がしています。森元総理が「IT」をイットと呼んでから早何年くらいたったのか
定かでないのですが、テクノロジーも進歩してかなり「IT」も身近になってきているのではないか、と。
そんな中で各企業はいろいろなことを考えたりしているわけですね。
例えば
- 新しいスマホデバイス向けに既存サービスを横展開したい。
- サービスを一秒でも止めたら大変な損害になるので、止まらないシステムを作りたい
- 財務系のシステムを統合化して最新の財務状況をいつでも見れるようにしたい。
- 受注状況に応じて最適な在庫となるように発注コントロールできる仕組みが欲しい。
- ぼちぼち今使っているサービスのサポートライセンスが切れそうな。
- 法制度対応にシステムが追いついてない・・・そもそも何すればいいのかもわからん。
などなど。
私はITコンサルタントはまずこういう見えている課題を切り口にして、「今、実際に何が起きているのか?」という感じで
事実を積み上げて課題の要因整理し、それに対する最適解を提示して、さらにそれを実現する手伝いをする仕事だと
考えています。
「手伝いをする」とか言うとかなり広い範囲でやる場合があります。
ただ自分が絵に書いた餅みたいな計画を眺めたり、偉そうに人を使うだけでなく、設計を考えて表現してみたり、
EXCELのマクロを使った簡単なツールを作ったり、果てはバリバリにコーディング、テストする場合もあります。
中には「ただ自分が絵に書いた餅みたいな計画を眺めたり、偉そうに人を使うだけ」の人もいますが、
実際に現場感覚が無いと、まずい餅しか作れずに人も動いてくれないので、そんな人はワーキング
マネジャーより偉い人くらいに限られていると思いますがね・・・。
2012年8月28日火曜日
コンシリエーレに憧れて
ゴッドファーザーという映画があります。
ご存知の方も多いでしょうが、アメリカの映画でフランシス コッポラ監督の作品です。
あらすじを極端にまとめると思います。
ご存知の方も多いでしょうが、アメリカの映画でフランシス コッポラ監督の作品です。
あらすじを極端にまとめると思います。
(1)アメリカの「コルリオーネ・ファミリー」というマフィア一族の物語
(2)初代が幼い時に移民としてイタリアのシシリア島からニューヨークに渡ってきた
(3)悪い隣人のクレメンザと知り合い色々悪さをして稼ぎ、当時の町を仕切っているドンを殺害
(4)オリーブ会社を立ち上げると同時に町の人達のよろず相談にのっていき人望と力をつける
(5)コルリオーネファミリーを立ち上げ
(6)ニューヨークのファミリー間で麻薬取引をめぐって抗争がおこり、初代が暗殺未遂
(7)二代目が抗争に巻き込まれて
代っていう人もいるかも)に渡る物語
なわけですが、
その中でひときわ印象に残っているのが、マフィア組織の中の「コンシリエーレ」という役割の人です。
映画における1,2では「トム・ヘーゲン」という「マイケル」の義兄弟の弁護士さんがやっていますが、
ドンの法律面での補佐に徹しているか、とおもいきや、自分自身もファミリーの一員として作戦を考えたり、
交渉ごとに出張ったりするというのがかっこいいなぁ、と。
この「コンシリエーレ」というのはWikipediaによると次のような役割と位置づけられうようです。
このように縦割性質の強い組織構成の中で唯一横から横断的に組織を見ることができる役割なので当時の私には非常に魅力的に見えました。
そこで私は似たような仕事であるコンサルタントになろうと思ったわけです。
consigliere ⇒ consultant
なんとなく似てませんか?響きが・・・
いやいや」、響きだけでなく「相談する」って意味のから派生しているはずなので間違ってないと思うんですけど・・
こうしてコンシリエーレに憧れて、大学卒業して晴れてITコンサルタントとして早八年目になりますが、
その中で経験したこと・感じたこと・考えたことを面白おかしくつれづれなるままにかきつらねていければと思います。
その中でひときわ印象に残っているのが、マフィア組織の中の「コンシリエーレ」という役割の人です。
映画における1,2では「トム・ヘーゲン」という「マイケル」の義兄弟の弁護士さんがやっていますが、
ドンの法律面での補佐に徹しているか、とおもいきや、自分自身もファミリーの一員として作戦を考えたり、
交渉ごとに出張ったりするというのがかっこいいなぁ、と。
この「コンシリエーレ」というのはWikipediaによると次のような役割と位置づけられうようです。
組織構成 [編集]マフィアの各組織はファミリーと呼ばれ、首領(ボスあるいはドン、カポとも言う)、アンダーボス(underboss…暴力団の若頭に相当)をトップとして、複数のカポ・レジーム(capo regime、幹部、カポあるいはキャプテンとも言う)の率いる二次組織(英語では"crew"と呼ばれることが多い)に各ソルジャー(構成員)は属しており、ピラミッド型の構成となっている。その他に、コンシリエーレ(consigliere、顧問)と呼ばれる役職がおかれているが、これは組織の中では重要なポストで、通常カポレジームを通してしかボスやアンダーボスと接触できないソルジャーがカポ・レジームと問題を抱えた時に直接相談できる役職として設けられた。また、それぞれのソルジャーの配下には何名かのアソシエーテ(Associate、準構成員)がおり、その民族構成についてはイタリア系アメリカ人あるいはイタリア人以外の人物も含まれている。 (Wikipedia マフィア 組織構成)
このように縦割性質の強い組織構成の中で唯一横から横断的に組織を見ることができる役割なので当時の私には非常に魅力的に見えました。
そこで私は似たような仕事であるコンサルタントになろうと思ったわけです。
consigliere ⇒ consultant
なんとなく似てませんか?響きが・・・
いやいや」、響きだけでなく「相談する」って意味のから派生しているはずなので間違ってないと思うんですけど・・
こうしてコンシリエーレに憧れて、大学卒業して晴れてITコンサルタントとして早八年目になりますが、
その中で経験したこと・感じたこと・考えたことを面白おかしくつれづれなるままにかきつらねていければと思います。
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