2012年8月31日金曜日

IT業界から嫌われるITコンサル

前回の記事でも書きましたが、IT業界ではITコンサルタントというのは嫌われることが
多いと感じています。

「ITコンサルタント何できる人だっけ?・・・ぷっ」


というような蔑んだ目で見られることもあります。私自身もコンサルティングファームに
入る前は

「コンサルって邪魔だなぁ、偉そうだし、高いし、でもスキルないし・・・・・」

と感じていたことがあります。


実際問題としてシステム開発案件におけるITコンサルタントの役割というのは
微妙な位置づけとなる可能性が大きくあります。

SIerのSE,PGの方はシステム開発のプロなので、顧客に要望にあったシステムを
つくり上げる力はあります。もちろんコンサルタントにもいますが、日夜プログラムや
設計の腕を磨いてるわけでもありませんし、この分野では素人に近いスキルしか
持たないITコンサルタントもいるのは事実です。

ん?

あれ、じゃあITコンサルタントって?

まぁ実際問題としてプログラムとかシステム設計の所でSIerと同等のものを
求められると困ってしまいます。

そもそも勝てるワケがない。

なのでものを作る以前の段階で、お客さんの課題整理をしたり、彼らの
専門領域を邪魔せずに上手くサポートしたり、と。どちらか、というと支援
というのが得意になってきます。

IT業界の他の方々が嫌われていても、お客さんのためには協力しあって
いかないといい物は作れないと思います。

私はできる限りSEやPGの方を非常に尊敬しています。
私のようなITコンサルタントにはできないことができるからです。
だから私も共存できるように彼らにできないことをやろう、と思うわけですね。

同じ事か、それ以下のことしかできなかったから本当にITコンサルの価値は
無いのです。