2012年8月28日火曜日

コンシリエーレに憧れて

ゴッドファーザーという映画があります。
ご存知の方も多いでしょうが、アメリカの映画でフランシス コッポラ監督の作品です。

あらすじを極端にまとめると思います。
(1)アメリカの「コルリオーネ・ファミリー」というマフィア一族の物語
(2)初代が幼い時に移民としてイタリアのシシリア島からニューヨークに渡ってきた
(3)悪い隣人のクレメンザと知り合い色々悪さをして稼ぎ、当時の町を仕切っているドンを殺害
(4)オリーブ会社を立ち上げると同時に町の人達のよろず相談にのっていき人望と力をつける
(5)コルリオーネファミリーを立ち上げ
(6)ニューヨークのファミリー間で麻薬取引をめぐって抗争がおこり、初代が暗殺未遂
(7)二代目が抗争に巻き込まれて

代っていう人もいるかも)に渡る物語

なわけですが、
その中でひときわ印象に残っているのが、マフィア組織の中の「コンシリエーレ」という役割の人です。
映画における1,2では「トム・ヘーゲン」という「マイケル」の義兄弟の弁護士さんがやっていますが、
ドンの法律面での補佐に徹しているか、とおもいきや、自分自身もファミリーの一員として作戦を考えたり、
交渉ごとに出張ったりするというのがかっこいいなぁ、と。
この「コンシリエーレ」というのはWikipediaによると次のような役割と位置づけられうようです。
組織構成 [編集]
マフィアの各組織はファミリーと呼ばれ、首領(ボスあるいはドン、カポとも言う)、アンダーボス(underboss…暴力団の若頭に相当)をトップとして、複数のカポ・レジーム(capo regime、幹部、カポあるいはキャプテンとも言う)の率いる二次組織(英語では"crew"と呼ばれることが多い)に各ソルジャー(構成員)は属しており、ピラミッド型の構成となっている。その他に、コンシリエーレ(consigliere、顧問)と呼ばれる役職がおかれているが、これは組織の中では重要なポストで、通常カポレジームを通してしかボスやアンダーボスと接触できないソルジャーがカポ・レジームと問題を抱えた時に直接相談できる役職として設けられた。また、それぞれのソルジャーの配下には何名かのアソシエーテ(Associate、準構成員)がおり、その民族構成についてはイタリア系アメリカ人あるいはイタリア人以外の人物も含まれている。 (Wikipedia マフィア 組織構成)

このように縦割性質の強い組織構成の中で唯一横から横断的に組織を見ることができる役割なので当時の私には非常に魅力的に見えました。
そこで私は似たような仕事であるコンサルタントになろうと思ったわけです。

consigliere ⇒ consultant

なんとなく似てませんか?響きが・・・
いやいや」、響きだけでなく「相談する」って意味のから派生しているはずなので間違ってないと思うんですけど・・

こうしてコンシリエーレに憧れて、大学卒業して晴れてITコンサルタントとして早八年目になりますが、
その中で経験したこと・感じたこと・考えたことを面白おかしくつれづれなるままにかきつらねていければと思います。